GREETING 代表あいさつ
地域の食と暮らしを支える企業へ。
鮮度と安さ ー それが1970年に食肉小売店として創業した先代社長のこだわりであり、誇りでもありました。「鮮度」は美味しさと安心・安全の素となり、「安さ」は暮らしの豊さにつながるからです。静岡県を中心に100店を超える食品スーパーを擁する体制となった今も、私たち株式会社タカラ・エムシーは「鮮度と安さ」をお客様にお届けするための挑戦を続けています。
たとえば精肉は、多くのスーパーが行っているセンターでの加工ではなく、各店舗でのカットにより、効率よりも鮮度を優先。野菜や鮮魚に関しては全国各地の生産者と直に対話し、信頼関係を築きながら多様で安定的な仕入れルートを構築してきました。
また、どれだけ商圏が拡大しても、食品スーパー事業は地域密着型のビジネス。食文化や味覚には地域性があり、その土地、その土地でお客様が求める商品も様々です。お客様のニーズをくみ取り、的確に応えるためにどうするか。答えは、その地域にしかありません。だからこそ、私たちは地域に根差したお店づくりを目指しています。
さらに、これからは食だけでなく、他のカタチでも積極的に地域社会に貢献していきます。子ども食堂への協力や被災地支援はもちろんのこと、万が一地域が被災した場合に数千台規模でスマートフォンの充電ができる発電機、炊き出し可能なガス設備を備えた災害対応型の店舗を増やすなど、住民の方々の暮らしを防災面からもサポートしていく計画です。
規模が拡大するにつれて、タカラ・エムシーグループに新しい仲間も増えています。長年、地域で愛されてきたお店や、そこで働く人たち。そうして大きくなった力を合わせたら、もっともっと私たちにはできることがあるはずです。これからも「鮮度と安さ」のために、挑戦を続ける私たちにご期待ください。
2020年11月
代表取締役 上野 拓